幹事ノウハウ

社内懇親会の挨拶・締めの言葉、構成のコツとそのまま使える例文集

人形町の貸切イベントスペース Workspace & Bar 56

社内懇親会の幹事になると、自分や上司の挨拶、そして会全体の司会進行をどう組み立てるか迷うものです。挨拶は長すぎず、場が温まる短さがちょうどよいとされます。とはいえ、何も用意せずに臨むと言葉に詰まりがちですし、進行の順番が頭に入っていないと当日あたふたしてしまいます。

この記事では、挨拶の基本構成というコツを押さえたうえで、開会・乾杯・締めのそのまま使える例文、司会進行の流れ、シーン別のアレンジ、依頼の仕方、一本締めの作法までをまとめました。例文はコピーして少し言葉を変えるだけで使えます。はじめて司会を任された方でも、この記事を見ながら一通り準備できる内容です。

挨拶の基本構成(3つの要素)

懇親会の挨拶は、難しく考える必要はありません。どの挨拶も、おおむね次の3つの要素を短くつなげるだけで形になります。

  • 感謝・ねぎらい:集まってくれたこと、これまでの頑張りへの一言
  • 今日の趣旨:何のための会か(慰労・歓迎・打ち上げなど)を一言
  • 背中を押す一言:「楽しんでいきましょう」「ゆっくり話してください」など

この3つを30秒〜1分に収めれば、開会でも乾杯でも締めでも通用します。一字一句を暗記する必要はなく、この3要素をメモしておき、順に話すだけで十分です。長く話すより、短くまとめたほうが場のテンポが良くなり、参加者の歓談の時間も確保できます。

司会進行の流れ

挨拶の前に、会全体の進行をイメージしておくと当日が落ち着きます。一般的な懇親会は、次の流れで進みます。

  • 開会のあいさつ(司会・幹事)
  • 乾杯のあいさつ(役職者など)、乾杯
  • 歓談(必要なら途中で簡単な企画や表彰)
  • 締めのあいさつ、一本締め
  • (あれば)二次会の案内

司会は、各パートの担当を事前に決め、開始・乾杯・締めの時刻の目安を持っておくと、進行がスムーズです。歓談の時間をたっぷり取り、締めは終了時刻の少し前に入れるのがコツです。

開会の挨拶(例文)

幹事や進行役が場を開くときの例です。

本日はお忙しいなかお集まりいただき、ありがとうございます。日ごろなかなかゆっくり話す機会がないので、今日はぜひリラックスして交流いただければと思います。それでは、はじめに〇〇さんから一言いただいたあと、乾杯に移ります。

もう少し短くしたいときは、「本日はお集まりいただきありがとうございます。今日は楽しんでいきましょう。さっそく〇〇さんに乾杯の音頭をお願いします」とまとめても十分です。

乾杯の挨拶(例文)

役職者などに乾杯の発声をお願いする場合の例です。

皆さん、半期おつかれさまでした。一人ひとりの頑張りで、ここまで来ることができました。今日はその労をねぎらう場です。短い時間ですが、楽しんでいきましょう。それでは、グラスをお持ちください。乾杯!

乾杯は「ねぎらい、短い一言、乾杯の発声」のシンプルな流れで構いません。長い近況報告や業務の話は、この場では控えめにするのが好まれます。

締めの挨拶(例文)

会の終わりを締める、一本締め前の挨拶の例です。

そろそろお時間です。今日は皆さんと話せて楽しい時間でした。また明日からそれぞれの場所で頑張りつつ、こうした機会も大切にしていけたらと思います。それでは、一本締めで締めさせていただきます。お手を拝借、いよ〜お!(パン)

シーン別のアレンジ

会の趣旨に合わせて「今日の趣旨」の部分を差し替えると、同じ型のままアレンジできます。

  • 歓迎会:「今日は新しく加わった〇〇さんを囲む会です。ぜひいろいろな方と話してみてください。」
  • 打ち上げ:「〇〇プロジェクト、本当におつかれさまでした。今日は思い切りねぎらいましょう。」
  • 送別会:「〇〇さんのこれまでに感謝しつつ、新たな門出を笑顔で送り出せたらと思います。」
  • 忘年会:「今年も一年おつかれさまでした。来年に向けて、英気を養う会にできればと思います。」
  • 新年会:「今年もよろしくお願いします。年のはじめに、気持ちを新たに交流できればと思います。」

依頼の仕方と一本締めの作法

挨拶を誰かに依頼するときは、事前に「乾杯の発声を1分ほどでお願いします」と役割と長さを具体的に伝えておくと、相手も準備しやすく、当日もスムーズです。「短めで大丈夫です」と添えるのも親切です。直前に急に頼むと相手を困らせてしまうので、遅くとも前日までには声をかけておきましょう。

締めの一本締めは、「お手を拝借」と声をかけてから「いよ〜お、パン(1回)」が一本締め(一丁締め)です。三本締めは「パパパン、パパパン、パパパン、パン」を3回繰り返します。社内のカジュアルな会なら一本締めが手軽で、格式を出したいときに三本締めを使う、と覚えておけば十分です。締めは終了時刻の少し前に入れ、二次会の案内があればそのあとに添えると流れがきれいです。

避けたいNG例

  • 長すぎる:3分を超えると場が間延びします。要素を絞りましょう。
  • 説教・業務連絡になる:ねぎらいの場なので、評価や指摘は持ち込まない。
  • 内輪すぎて伝わらない:新メンバーや他部署もいる場では、誰でも分かる言葉で。
  • 特定の人ばかり立てる:一部の人だけを称えると、ほかの参加者が置いていかれます。全体への感謝を軸に。

二次会の案内のしかた

二次会がある場合は、締めの一本締めの直後に案内します。「このあと、近くのお店で二次会を予定しています。参加は自由ですので、お時間のある方はぜひ」と、強制にならないよう一言添えるのが基本です。場所・移動・おおよその会費を簡潔に伝え、幹事や案内役を明確にしておくと、参加者が動きやすくなります。一次会のあいだに参加・不参加をさりげなく取りまとめておくと、店側への人数連絡もスムーズです。終電や翌日の業務に配慮し、解散の目安時刻も一言添えると親切です。

よくある質問

挨拶はどれくらいの長さがよいですか?
開会・乾杯・締めとも、30秒〜1分程度が目安です。長すぎると場が間延びするため、短くまとめるほうが好まれます。

乾杯の発声は誰に頼むのがよいですか?
その場でいちばん上位の役職者か、会の主役に関係する方に頼むのが一般的です。事前に役割と長さを伝えておきましょう。

緊張して言葉が出るか不安です。
基本構成(感謝、趣旨、背中を押す一言)をメモしておけば十分です。一字一句覚える必要はなく、要素を順に話せば形になります。

一本締めと三本締め、どちらがよいですか?
社内のカジュアルな会なら一本締め(一丁締め)が手軽です。格式を出したいときは三本締めを使います。

司会と乾杯は同じ人がやってもよいですか?
問題ありません。少人数の会では、司会者が開会と締めを担当し、乾杯だけ役職者にお願いする形がよく見られます。

まとめ

懇親会の挨拶は、「感謝、趣旨、背中を押す一言」の3要素を30秒〜1分にまとめるだけで形になります。会全体の進行(開会、乾杯、歓談、締め)をイメージし、各パートの担当と時刻の目安を持っておけば、当日も落ち着いて回せます。例文を土台に、会の趣旨に合わせて一言を差し替えれば、その場にふさわしい挨拶になります。

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