内定式のあとに懇親会を開くかどうか、開くとしてどう組み立てるか。この記事は、内定者を迎える立場の人事・採用担当者に向けて、懇親会の構成・時間配分、内定者の不安に応える設計、そして式典から懇親会への当日運営の段取りをまとめたものです。学生向けの服装や持ち物の案内ではなく、企画・運営を担う人事側の実務を扱います。
内定式後に懇親会を開く意味
内定式は入社前の学生にとって、初めて会社の人と対面で顔を合わせる場になることが多いイベントです。式典そのものは代表挨拶や辞令交付が中心で、フォーマルな進行になりがちです。そのあとに懇親会の時間を設けることで、内定者同士や社員との会話の機会をつくり、入社までの期間の不安を和らげる効果が期待できます。
懇親会を設けたからといって、内定辞退が必ず減るとまでは言い切れませんが、内定者が同期や社員と直接話す機会を持てること自体は、不安の解消につながると考えられます。式典だけで終わらせず、短くても懇親会の時間を組み込む会社が多いのはそのためです。
懇親会の構成と時間配分
内定式後の懇親会は、長時間かけるものではなく、1時間から1時間半程度でコンパクトに組むケースが一般的です。よくある構成は次のとおりです。
| 時間の目安 | 内容 |
|---|---|
| 最初の5〜10分 | 人事担当者・代表からの一言、乾杯 |
| 20〜30分 | 内定者同士の自己紹介、テーブルごとの歓談 |
| 15〜20分 | 座談会形式で社員や若手社員に質問できる時間 |
| 残り時間 | フリータイム(歓談・社員との名刺交換など) |
自己紹介だけで時間を使い切ってしまうと、内定者同士の会話が深まらないまま終わってしまいます。座談会やテーブルを区切った歓談の時間を意識して確保しておくと、内定者が「話せた」という実感を持ちやすくなります。少人数のテーブルに分けて社員を1〜2名ずつ配置する形も、内定者が話しかけやすくなる工夫のひとつです。
内定者の不安に応える設計
マイナビの調査(2024年8月調査・2025年卒対象)によると、内定式を対面で実施した企業は87.7%にのぼり、内定者が抱く不安のトップは「他の内定者と仲良くなれるか」(62.5%)、次いで「社員や役員とうまく話せるか」(47.5%)という結果でした。つまり懇親会の設計で最も意識すべきなのは、内定者同士・内定者と社員の両方が自然に話せる場をつくることだといえます。
具体的には、次のような工夫が有効です。
テーブルの区切り方 - 大人数を一つの立食スペースにまとめると、もともと知り合いの学生同士でしか会話が生まれないことがあります。テーブルや島を複数に分け、社員を分散して配置すると会話のきっかけができやすくなります。
話すきっかけの用意 - 出身校や配属予定部署など、共通点を切り口にした軽い自己紹介カードやアイスブレイクの質問を用意しておくと、初対面同士でも話が始めやすくなります。
社員の配置 - 若手社員や採用担当者が各テーブルを回る動線を決めておくと、内定者が「社員や役員とうまく話せるか」という不安に自分から対処しなくて済みます。
なお、内定者には未成年やお酒を控えたい学生が含まれることも珍しくありません。アルコールを勧める・乾杯を強制するといった進行は避け、ソフトドリンクを十分に用意したうえで、飲めない人にも配慮した雰囲気づくりを心がけましょう。
式典から懇親会への同日運営
内定式後の懇親会で人事担当者が実務上いちばん悩みやすいのが、式典と懇親会を同じ日にどう運営するかという点です。式典はスクール形式で着席、懇親会は立食といった具合に、必要なレイアウトが大きく異なるためです。
会場を分けて移動する場合、内定者を歩かせる時間が生まれます。土地勘のない学生にとって、慣れない街を移動する時間は緊張がほぐれるどころか、かえって空気が途切れる原因になりかねません。式典と懇親会を同じ会場で続けて行えれば、この移動をなくすことができます。
同一会場で式典から懇親会に切り替える場合、確認しておきたいポイントは次のとおりです。
- レイアウト転換にかかる時間 - スクール形式の着席から立食への切り替えに、会場側の休憩・転換時間としてどのくらい確保する必要があるか
- ケータリング・ドリンクの搬入タイミング - 式典の進行中に懇親会用の準備を並行して進められるか
- 人数に対する会場の広さ - 着席時と立食時で必要なスペースは異なるため、両方の人数規模で会場のキャパシティを確認しておく
式典から懇親会まで同一会場で行う場合のスケジュール例は、次のようなイメージです。あくまで一例ですが、式典・転換・懇親会にそれぞれどのくらいの時間を見込むかの参考にしてください。
| 時間の目安 | 内容 |
|---|---|
| 14:00〜14:30 | 内定式(スクール形式・着席) |
| 14:30〜14:45 | 休憩・会場転換(立食レイアウトへ) |
| 14:45〜16:00 | 懇親会(乾杯・歓談・座談会) |
会場転換の時間は、椅子や机の撤去・立食テーブルやケータリングの配置にかかる時間として、15分前後を見込んでおくと進行に無理が出にくくなります。式典の終了時刻を早めに区切っておき、転換の時間を進行表に組み込んでおくことが、当日慌てないための実務上のポイントです。
日程・人数だけでも概算見積もりOKです。
内定式の日程が固まっていない段階でもご相談いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。
空き状況・お見積もりのご相談はこちら
Workspace & Bar 56 での内定式懇親会
Workspace & Bar 56は、人形町駅から徒歩2分の場所にあるバーがあるイベントスペースです。式典をスクール形式の着席で行い、そのまま同じ会場で立食の懇親会に切り替える使い方に対応しています。
- 住所:東京都中央区日本橋人形町2-21-1 FSビル 5F
- アクセス:東京メトロ日比谷線「人形町」駅 徒歩2分 / 半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩3分
- 収容:着席27席(推奨20〜30名)、立食最大50名
- 設備:大型モニター・ホワイトボード・高速Wi-Fi・バーカウンター
- ケータリング:内容・数量は要相談
駅から徒歩2分という立地は、土地勘のない学生を長く歩かせずに済むという点でも実務上のメリットになります。乾杯からフリータイムまで、バーカウンターのある空間でカジュアルに進行できるのも、フォーマルな式典との切り替わりを演出しやすいポイントです。
会場選びで比較検討したい場合は、社内懇親会・打ち上げの会場を貸切でやセミナーと懇親会を一か所で開くにはもあわせてご覧ください。会場全体のスペック(収容・設備・料金の考え方)は、Workspace & Bar 56 の貸切ガイドにまとめています。
よくある質問
Q. 式典と懇親会を同じ会場で行うメリットは何ですか。
A. 内定者の移動をなくせることが最大のメリットです。移動時間がない分、緊張が続いたまま懇親会に入ることを避けやすく、式典から懇親会への進行もスムーズになります。会場側のレイアウト転換にかかる時間だけ事前に確認しておけば、当日の進行表に組み込みやすくなります。
Q. ケータリングやドリンクの手配はどう進めればよいですか。
A. 会場によって対応範囲が異なるため、内容・数量は事前の相談が前提になります。内定者には未成年やお酒を控えたい学生が含まれることもあるため、ソフトドリンクを十分に用意し、アルコールを強要しない進行を心がけましょう。
Q. 何名くらいから外部会場を検討したほうがよいですか。
A. 明確な基準はありませんが、社内の会議室で式典と懇親会の両方のレイアウトを用意するのが難しい人数規模(目安として20名前後から)になると、外部会場を検討する会社が増える傾向にあります。式典・懇親会を同日で行う場合は、着席・立食それぞれのキャパシティで会場を確認しておくと安心です。
まとめ
内定式後の懇親会は、内定者同士・内定者と社員が直接話せる時間をつくることで、入社までの不安の解消につながると考えられます。構成は1時間〜1時間半程度でコンパクトに、テーブルの区切り方や社員の配置を工夫することが実務上のポイントです。式典と懇親会を同日で行う場合は、会場のレイアウト転換にかかる時間とケータリングの搬入タイミングを事前に確認しておきましょう。
Workspace & Bar 56では、式典から懇親会までを同じ会場で移動なく行えます。日程が固まっていない段階でも、まずはお気軽にご相談ください。
日程・人数だけでも概算見積もりOKです。
10月開催をご検討の場合、会場確保の観点から8〜9月中のお問い合わせがおすすめです。
空き状況・お見積もりのご相談はこちら