幹事ノウハウ

決起会とは、決起集会との違いから当日の流れ・挨拶の順番まで

決起会とは、決起集会との違いから当日の流れ・挨拶の順番まで

「決起会をやろうと思うけれど、決起集会とは違うものなのか」「案内が来たけれど何を着ていけばいいのか」。営業部門やプロジェクトチームで急に決起会の話が出て、戸惑う人は少なくありません。この記事で扱うのは、選挙や政治運動の決起集会ではなく、企業の営業目標や新規プロジェクトの立ち上げにあたって開くビジネスの決起会です。以下、決起集会や日常の懇親会との違い、幹事側が組む当日の式次第と挨拶の依頼順番、招集された側の服装や振る舞い、費用の扱いまで、順番に整理します。

決起会とは何か、決起集会との違い

決起会は、営業部門の期初・下期のスタートや、大型プロジェクトの立ち上げにあたって、目標や方針を共有し、気持ちをそろえるために開く集まりです。「決起集会」という言葉は選挙運動や政治団体の集会を指すことが多く、ビジネスの場での用法とは文脈が異なります。この記事では、あくまで企業内で使われる「決起会」を指して話を進めます。

似た言葉に「キックオフ」がありますが、キックオフは会議形式で進め方やスケジュールを共有することに重きを置くのに対し、決起会は方針発表のあとに乾杯・懇親の時間を伴うことが多く、気持ちを鼓舞する場という色合いが強い点が違いです。単なる「懇親会」「打ち上げ」との違いは、決起会が物事の始まりに開くのに対し、打ち上げは物事の区切り・完了時に開く点にあります。

決起会を開くと決めたら、まず考えること

決起会を企画する前に、社内でどう受け止められているかを把握しておくと、案内文の書き方や規模の判断がしやすくなります。日本生命保険相互会社が2021年10月に実施した調査(n=7,774)では、「職場の飲みニケーション」について必要と答えた人が38.2%、不要と答えた人が61.9%で、この調査で初めて不要派が必要派を上回りました。株式会社ネクストレベルが2024年に社会人831人を対象に行った調査でも、職場の飲み会を不要と答えた人が64.5%にのぼったと報じられており、二つの調査を合わせて見ると、飲み会そのものへの積極性は下がっている傾向がうかがえます。

とはいえ、この数字は「飲み会は不要」という結論を出すためのものではありません。目的があいまいなまま招集すると負担感だけが残る一方、方針を共有し気持ちを一つにする目的がはっきりしていれば、決起会は前向きに受け止められやすくなります。開催の是非よりも、「何のために集まるのか」を案内の段階で明確にすることが、幹事にとって最初の実務です。

招集された側の服装・振る舞い

決起会に招集された側は、基本的に通常のオフィス出社時の服装で問題ないケースがほとんどです。案内に「平服で」「オフィスカジュアルで」といった指定があれば、それに従います。決起集会のような政治色のある集まりとは異なり、あくまで社内・部門内の行事という前提で臨んで差し支えありません。

方針発表の場面では、担当者や上長の話を静かに聞く姿勢が求められます。乾杯・歓談に移ってからは、部門を横断して挨拶を交わす良い機会でもあるので、名刺交換や近況報告を積極的に行う人も多いです。

当日の流れ(式次第)

決起会の式次第は、方針発表と懇親をひとつの会でつなぐ構成が基本です。90分〜2時間程度を想定した一例を示します。

時間の目安内容
開始5分開会の挨拶(司会または幹事)
10〜15分方針・目標の発表(責任者やリーダー)
5分乾杯の挨拶
60〜90分歓談・懇親(立食が中心)
5分中締め・締めの挨拶

方針発表はスクリーンやモニターに資料を映しながら行うことが多く、着席または起立で全員が発表者のほうを向く形になります。発表が終わったところで乾杯に移り、そこから先は立食で歓談する流れが一般的です。

挨拶を依頼する順番

決起会の挨拶は、役割によって依頼する順番がある程度決まっています。

  1. 開会の挨拶: 司会または幹事が担当し、会の趣旨と本日の流れを簡潔に伝えます。
  2. 方針・目標の発表: 部門責任者やプロジェクトリーダーなど、決起会の主旨に最も近い立場の人が担当します。
  3. 乾杯の挨拶: 発表者とは別の役職者(次席のリーダーや先輩社員など)に依頼することが多く、場を和ませる短い挨拶が好まれます。
  4. 中締め・締めの挨拶: 開会とは別の人に依頼し、感謝と次のアクションへの一言で締めるのが一般的です。

役職の上下だけで機械的に決めるのではなく、「誰の言葉なら参加者が前向きに受け取れるか」を軸に依頼先を選ぶと、決起会全体の印象がまとまりやすくなります。

案内文に入れておきたい項目

招集する側が案内文を出すときは、日時・場所に加えて、服装の指定(平服可か等)、費用の扱い(会社負担か会費制か)、欠席時の連絡先を明記しておくと、参加者側の不安が減ります。決起会は業務時間外に行われることも多いため、任意参加か必須参加かを案内文の時点ではっきりさせておくことも大切です。

費用の扱い(経費か会費制か)

決起会の費用を会社の経費として扱えるかどうかは、税務上「交際費」か「福利厚生費」かの区分に関わる論点です。国税庁のタックスアンサーNo.5261「交際費等と福利厚生費との区分」では、社内行事に要する費用について、交際費等と福利厚生費のどちらに整理されるかの一般的な考え方が示されています。ただし、これはあくまで一般的な整理であり、決起会の目的・参加範囲・開催頻度といった個別の事情によって扱いが変わり得るため、この記事では具体的な金額基準や要件を断定的に列挙することはしません。実際に経費として計上する際は、税理士または所轄の税務署に個別に確認することをおすすめします。

会社負担にせず会費制にする場合は、案内文の段階で「会費◯円を当日ご持参ください」のように明記し、当日の受付で混乱がないようにしておくと運営がスムーズです。

決起会を外部の会場で開く場合、会場費・飲食費の見積もりも早い段階で確認しておきたいところです。人数や時間、方針発表に必要な機材の有無によって内容は変わるため、まずは概算の見積もりを相談してみるのが近道です。

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日程や人数が仮決まりの段階でもご相談いただけます。

Workspace & Bar 56 での決起会開催

Workspace & Bar 56は、人形町駅から徒歩2分の場所にあるバーがあるイベントスペースです。決起会のように「方針発表」と「乾杯・懇親」を続けて行いたい場合、モニターとマイクを使って前半の方針発表を行い、そのまま同じフロアでレイアウトを立食用に切り替えて乾杯に移る、という流れをつくれます。会場を移動する必要がないため、発表から歓談への切り替えにかかる時間を短くできる点が特徴です。

  • 住所:東京都中央区日本橋人形町2-21-1 FSビル 5F
  • アクセス:東京メトロ日比谷線「人形町」駅 徒歩2分 / 半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩3分
  • 設備:大型モニター・マイク・ホワイトボード・バーカウンター
  • 利用の形:方針発表から懇親会までの連続利用に対応

料金は人数・時間・ドリンクやフードの内容によって変わるため、詳細な金額はページ内には記載していません。日程と人数のご連絡だけでも、概算の見積もりをお伝えできます。会議とセットで決起会を開く場合の費用の考え方は会議と懇親会をセットで貸切るときの費用に、社内懇親会・打ち上げ全般の会場選びは社内懇親会・打ち上げの会場を貸切でにまとめています。貸切の全体像を知りたい場合はWorkspace & Bar 56 を貸切るにはもあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 決起会と決起集会は同じ意味ですか。

A. 言葉としては近いものの、決起集会は選挙運動や政治団体の集会を指すことが多く、この記事で扱う企業内の決起会とは文脈が異なります。ビジネスの場で「決起会」という場合は、営業目標やプロジェクトの立ち上げにあたって方針を共有し、気持ちをそろえる社内行事を指すのが一般的です。

Q. 決起会の挨拶は誰に頼めばいいですか。

A. 開会は司会・幹事、方針発表は部門責任者やリーダー、乾杯は発表者とは別の役職者、締めはまた別の人に依頼するのが一般的な順番です。役職の上下だけでなく、参加者が前向きに受け取れる人選を意識すると場がまとまりやすくなります。

Q. 決起会の費用は会社の経費にできますか。

A. 社内行事の費用が交際費と福利厚生費のどちらに整理されるかは、目的や参加範囲などの個別事情によって変わります。国税庁のタックスアンサーNo.5261に一般的な考え方が示されていますが、具体的な判断は税理士または所轄の税務署にご確認ください。

まとめ

決起会は、選挙や政治運動の決起集会とは異なる、企業の営業目標やプロジェクトの立ち上げにあたって方針を共有し気持ちをそろえるための社内行事です。式次第は開会・方針発表・乾杯・歓談・締めの流れが基本で、挨拶の依頼順は役職だけでなく「誰の言葉が参加者に届くか」を軸に決めると場がまとまります。費用の扱いは個別事情により変わるため、税理士や所轄の税務署への確認をおすすめします。

Workspace & Bar 56では、方針発表から乾杯・懇親まで、会場を移動せずに一つの流れとして開催できます。日程・人数が仮決まりの段階でも、まずはお気軽にご相談ください。

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