社内の懇親会や取引先を招いたパーティーの会場を探していると、「バーを貸切る」という選択肢が目に入ります。居酒屋の宴会コースやレンタルスペースとは少し毛色が違うため、「料金はどういう仕組みなのか」「何人から借りられるのか」「自分たちの会に向いているのか」が分かりにくいと感じる方も多いはずです。
この記事では、バー貸切という会場形態そのものに絞って、向いているイベントの種類、料金の決まり方、人数とレイアウトの考え方、会場選びのチェックポイントを整理します。あわせて、東京・人形町で私たちが運営するバーがあるイベントスペース Workspace & Bar 56 の貸切についてもご案内します。
バー貸切が向いているイベント
バーを貸切る一番のメリットは、ドリンクの提供体制が会場に備わっていることです。飲み物の買い出しや配膳係の手配をしなくても、カウンターで一杯ずつ用意してもらえます。飲み物を片手に立ったまま話せるので、席が固定される宴会と違って、参加者同士の組み合わせが自然に入れ替わるのも特徴です。
こうした性質から、バー貸切は次のような会に向いています。
- 社内懇親会・打ち上げ - 部署やプロジェクト単位の集まり。席次を決めずに、普段接点の少ないメンバー同士が話せます。
- 交流会・ミートアップ - 社外の参加者を招く会。カウンター越しの一杯が会話のきっかけになり、初対面同士でも話し始めやすい空気がつくれます。
- 表彰式・キックオフ後のパーティー - 式典のあとの祝賀の場として。グラスを掲げる乾杯の演出とも相性がよい形式です。
- 二次会 - 宴会場での一次会のあと、雰囲気を変えてゆっくり話す場として。
職場の飲み会そのものへのニーズは今も根強く、飲み会が開催された職場では87.9%の人が出席しており、飲み会に期待することの1位は「コミュニケーションの場」で40.3%という調査結果があります(参照:ホットペッパーグルメ外食総研「職場の飲み会に対する期待と参加実態を調査」(2025年))。「せっかく集まるなら、会話が生まれる場にしたい」という幹事の意図に、バーという形態はかみ合いやすいと言えます。
なお、交流会やミートアップという「イベントの種類」から会場を選ぶ視点は、交流会・ミートアップの会場をどう選ぶかで別途整理しています。本記事では「バーを貸切る」という会場形態の側から見ていきます。
バー貸切の料金の仕組み
バー貸切の料金体系は会場によって異なりますが、大きく次の3つの型に分かれます。見積もりを比較するときは、どの型なのかをまず確認すると読み違いを防げます。
- 時間貸し(スペース利用料) - 「1時間あたり◯円 × 利用時間」でスペース代が決まる型。イベントスペース寄りの会場に多く、飲食は別途注文やケータリングで組み合わせます。利用内容の自由度が高いのが特徴です。
- 最低保証(ミニマムチャージ) - 「貸切中の飲食売上が◯円に満たない場合は、差額を保証料として支払う」という型。飲食店としてのバーに多い仕組みで、スペース代が明示されない代わりに、一定額以上の飲食利用が前提になります。
- 飲み放題・パッケージ - 「1人あたり◯円で2時間飲み放題」のように、人数単価で総額が決まる型。予算が人数に比例するため見通しを立てやすく、幹事が精算しやすい形式です。
実際には「時間貸し+1人あたりの飲食プラン」のように組み合わせて提示される場合も多くあります。総額を比べるときは、スペース代・飲食代・延長料金・サービス料の内訳をそろえて確認してください。料金がどう決まるかの詳しい考え方は、貸切の費用はどう決まるのかにまとめています。
費用への意識は年々シビアになっています。企業の忘・新年会の実施率は57.2%と前年を下回り、実施しない理由として「費用を削減するため」を挙げる企業が調査開始以来初めて2割を超えました(参照:東京商工リサーチ「2025年 第2回忘・新年会に関するアンケート調査」(2025年))。だからこそ、内訳が明瞭で人数変動にも対応しやすい会場を選ぶことが、幹事の安心につながります。
Workspace & Bar 56 でも、日程と人数の目安をお知らせいただければ概算のお見積もりをお出ししています。貸切のご相談・概算見積もりはこちらからどうぞ。
人数規模とレイアウトの考え方
「バー貸切は何人から可能か」は、多くの方が気にするポイントです。結論から言うと、決まった相場はなく、会場の広さと料金の型によって変わります。最低保証型の会場では「保証額を満たせる人数」が実質的な下限になり、時間貸し型の会場では少人数でも借りやすい傾向があります。候補の会場に最低利用人数の設定があるか、早めに確認しておくと安心です。
職場の会の人数規模は、小〜中規模が中心です。歓迎会の人数は7〜10人が32.3%で最も多く、11〜20人が28.5%と続くという調査があります(参照:ぐるなび「2026年春の歓迎会トレンド調査」(2026年))。10〜20名規模なら小ぶりなバーの貸切で十分に成立しますし、部署横断の懇親会や社外向けの交流会になると30〜50名規模を見込むことになります。
レイアウトを考えるときは、着席と立食で収容の読み方が変わる点に注意してください。
- 着席中心 - 全員に席がある形式。落ち着いて話せる反面、必要な面積が大きく、収容人数は立食より少なくなります。表彰や挨拶をじっくり聞かせたい会に向きます。
- 立食中心 - 席を最小限にして人が動ける形式。同じ広さでも着席よりも多くの人数が入り、参加者同士の交流を促したい会に向きます。ただし長時間の立食は疲れるため、壁際や一部に座れる場所を残しておくと親切です。
会場のウェブサイトに「着席◯名・立食◯名」と併記されている場合は、自分たちの会がどちら寄りかを決めてから照らし合わせると、広すぎ・狭すぎの失敗を減らせます。
会場選びのチェックポイント
バー貸切の候補を比較するときは、次の観点を順に確認していくと漏れがありません。
- アクセス - 駅からの距離と、複数路線から来られるか。社外の参加者を招く会ほど、案内のしやすさが効いてきます。
- 飲食の対応範囲 - ドリンクの種類(ソフトドリンクやノンアルコールの充実度を含む)、フードの提供有無、ケータリングや持ち込みの可否。
- 設備 - マイク・スピーカーなどの音響、プロジェクターやモニターの有無。乾杯の挨拶や表彰、スライド投影を予定しているなら外せない項目です。音楽を流せるか、音量の制約がないかも確認しておきましょう。
- 法人対応 - 請求書払いの可否、見積書・領収書の発行。経費処理や稟議に関わるため、法人利用では早めに確認しておきたいポイントです。
- 時間の数え方 - 準備・撤収の時間が利用時間に含まれるか、延長は可能か。開場前の設営に30分から1時間を見込んでおくと、当日慌てずに済みます。
- 下見の可否 - 写真だけでは天井の高さや動線の感覚が分かりにくいもの。特に初めて使う会場は、可能なら下見をおすすめします。
昼は会議、夜はそのままバー懇親会という選択肢
バー貸切を検討する法人の方に、あわせて知っていただきたい使い方があります。日中は会議やオフサイトの会場として使い、終わったらそのまま同じ場所で夜の懇親会に切り替えるという組み立てです。
通常、会議のあとに懇親会を開こうとすると、会議室とは別に飲食店を予約し、全員で移動する必要があります。移動の間に人が抜けてしまったり、店側の都合で開始が間延びしたりするのは、幹事なら経験があるはずです。会議とバー懇親会を1か所で完結できれば、移動時間はゼロになり、議論の熱をそのまま乾杯に持ち込めます。
Workspace & Bar 56 は、この使い方を前提につくられた会場です。
- プロジェクター・モニター・ホワイトボード・音響など、日中の会議やワークショップに使える設備をひととおり備えています。
- 会場内にバーカウンターがあり、夜はビール・ワイン・カクテル・ソフトドリンクを提供できます。会議モードから懇親会モードへのレイアウト切り替えは当日に対応します。
- 利用可能時間は7:00〜23:00。午後の会議から夜の懇親会まで、通しで押さえられます。
- 人形町駅から徒歩2分なので、夕方から懇親会だけ合流するメンバーにも案内しやすい立地です。
「会議は自社で済ませて、夜だけバー貸切」という使い方ももちろん可能です。料金体系や利用の流れは公式の貸切案内ページにまとめています。
幹事が押さえたい配慮
バーという会場の性質上、幹事にはお酒まわりの配慮も求められます。難しいことではなく、次の2点を押さえておけば十分です。
まず、飲まない参加者への配慮です。アルコールの影響には体質による個人差が大きく、飲めない人・飲まない人に飲酒を無理に勧めないことが、国のガイドラインでも周囲の配慮として示されています(参照:厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」(2024年))。ソフトドリンクやノンアルコールカクテルが充実した会場を選び、乾杯もアルコール以外で参加できることをひとこと添えるだけで、参加のしやすさは大きく変わります。
もうひとつは、中締めの設計です。貸切には終了時刻があるため、終了30分前を目安に中締めを入れ、締めの挨拶と写真撮影を済ませておくと、退出がスムーズになります。翌日が平日の会なら、早めに帰りたい人が抜けやすいタイミングをつくる意味でも、中締めは有効です。
Workspace & Bar 56 のバー貸切案内
最後に、私たちの会場のご案内です。Workspace & Bar 56 は、東京・日本橋人形町にあるバーがあるイベントスペースです。社内懇親会や交流会、表彰式後のパーティーなどの夜の貸切から、昼の会議とセットの通し利用まで対応しています。
- 会場:Workspace & Bar 56
- 住所:〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-21-1 FSビル 5F
- アクセス:東京メトロ日比谷線「人形町」駅 徒歩2分/東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩3分/都営地下鉄新宿線「浜町」駅 徒歩6分
- 収容の目安:着席27席・立食最大50名
- 請求書払いに対応しています
料金は利用日・時間帯・人数・飲食内容によって変わるため、日程と人数の目安をお知らせいただければ概算のお見積もりをお出しします。日程が未定の段階でも、空き状況の確認だけでも構いません。貸切のご相談・お問い合わせはこちらからお気軽にご連絡ください。